ヨウ素回収技術の開発
IHテクノロジーでは、愛媛大学の協力を仰ぎながら、海水・随伴水からヨウ素を回収する技術の開発を行っています
ヨウ素とは
ヨウ素は、原子番号 53のハロゲン元素で、分子量は253、融点は113 ℃、常温、常圧では固体ですが、昇華性があります。固体の結晶系は紫黒色の斜方晶系で、反応性はフッ素、塩素、臭素より小さく、水にはあまり溶けませんが、エタノールやヨウ化カリウム水溶液にはよく溶けます。
用途
太陽電池が高効率を発揮するためには、多くの光を吸収し、有効に電荷分離し、それを集電できることが必要です。太陽電池の電解液は溶剤、ヨウ素イオン、ヨウ素からなり、ヨウ素は電子運搬の担い手として重要な役割を果たしています。ヨウ素の需要で最も多い用途です。血管や各種臓器の診断に用いられています。殺菌剤、消毒薬などの商品開発も活発におこなわれています。
ヨウ素資源
地球上には 8.7 × 1012 トンが存在し、その約70%が海底堆積物に含まれていると考えられており、日本とチリで世界の95%を生産しています。全世界のヨウ素生産量は年間約34,000トンで、日本の生産量は約9,400トン、世界の約26%にあたり、資源少国の日本から輸出できる貴重な国産天然資源と言えます。現在は千葉県では国内の約80%のヨウ素を生産しています。
IHテクノロジーの技術
海水、地下水の非常に希薄なヨウ素を回収するのは容易ではありません。IHテクノロジーは得意の吸着技術を生かして海水からヨウ素を回収する吸着剤の開発を進めています。海に囲まれた我が国で海水からヨウ素を取り出すことができれば、地球環境問題の克服と我が国の世界への貢献が可能となります。

